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宮部みゆきの“英雄の書 上”
にゃかにゃか魅力的なファンタジーだった。
宮部みゆきの本への愛(というか思想?)をビシバシ感じた。
人の中には世界がある。
人生の中で経験したこと
読んだ本から得たもの
生まれる前に得た素質
そんな諸々が集まって出来た
まさに人格というべきもの
人は自分自身の世界からは逃れられない。
人は自分自身の世界以外では生きられない。
そんな世界を頼りに人は生きている。
と思う。
で何が言いたいかというと、ファンタジーは無防備に作家自身が込もりやすいから、宮部みゆきの世界が垣間見れた。