電車での制服女子との逢瀬(笑)

今日、正しくは昨日電車に乗ったのです。まじめな用事だったので、まじめな格好をして、まじめな本を読みつつね。
大事な土曜日が潰れちまうぜ。とか思いながら。だって、乗り換えが三回くらいあるし、一時間半かかるから。
お昼は食べる時間がなくて、SOYJOYだったし、ついてねえ。とかグチグチしてたわけですよ。
(まあ、顔には出さず、本を読んでましたけどね。)


そんなこんなで、日暮里で二回目の乗り換えになったんですよ。
電車は結構空いてたので、どこに座ろうか見回したら、好みな感じの制服女子がいたんですよ。
私も男ですからね。座ったわけですよ。制服女子の左隣の席に
最初は制服女子はケータイをイジってたし、私も本に集中してました。
(本は“殴り合う貴族たち 平安裏源氏物語”という、まじめに読むとつっこみ所満載な本でした。)
まぁ、制服に黒タイツという、私のストライクな格好だったので、隣に座れてラッキーとか思ってたりしてました。





以後、私は本を読んでいます。
(正しくは読んでいるふりの時もあります。)





私の右は制服女子、左がオタク全開な女子でした。
左隣のオタク女子は一瞬かわいく見えたので、ちら見をしていたのですが、出っ歯で残念な造顔だと言うことに気づいてからは、もっぱら本に集中していました。

ふと、本にも飽きたので目の保養と思い、右を見ると制服女子はケータイをしまい、船をこぎ始めてました。
というか、制服女子から見て右手に座ってる女の人に寄りかかりかけています。
まぁ、私も『男』です。
こっちに来いと祈りました。がんがん祈りました。
かろうじて、右に傾くのをやめるぐらいまでには祈りは通じましたが、私の肩を使ってもらえるほどにはなりませんでした。
そんなに物事は巧くいかないよねとあきらめ、再び本に集中。












集中











集中してたら、私の腕の上に制服女子のあたまがぁーーーー

意識が飛ぶかとおもつた。


細かく書くなら、ちょっと曲がって伸ばしている腕。その肘の内側に制服女子の頭。

最初のうちは、ちょくちょく制服女子も寝ながら頭を元の位置に戻してたけど、最後の方は違和感がなくなってきたのか、ずーーと腕の上に乗せっぱなしになってた。
シャイボーイな私は気にしてないふりをしつつ本を読んでたけど(もちろん、頭が乗っている右腕は何があっても動かさなかった。)、内心は心臓バクバクで冷や汗でてた。
制服女子の頭が目と鼻の先で、なんかいい匂いするし、どこを向いても頭が視界の片隅にあって、もう本には一片も意識がいってなかった。










なんか、制服女子のこと好きになっちゃってた。









電話番号かメールアドレスを渡そうか本気で悩んだ。

俺は『男』なはずなのに出来なかったよ。
チキンボーイと呼んでくれ。


まぁ、心臓バクバクさせながら、いろいろ考えてたら、私が降りる駅に着いたんですよ。

そこで問題が発生。
私の用事は遅刻厳禁。遅刻したら人生吹っ飛ぶ。

だけど、私の右腕の上には制服女子の頭。

かわいい制服女子を起こすなんて野暮はしたくない。というか、そんな勇気はない。










…………










えぇ、遅刻を覚悟しました。人生吹っ飛ぶのを覚悟しました。
一言も言葉を交わしてない制服女子にそれほどまでにめろめろでした。

あきらめの境地に達して、少したったら、
なんと、制服女子が起きました!!!!!
正直、喜びより寂しさが先に立ちましたが、制服女子が寝起きでキョロキョロしている隙に椅子から立ち上がり電車から降りました。かろうじて、理性が残っていたみたいです。残念ながら


ちゃんと降りる予定の駅で降りれたので、遅刻しませんでしたが、その後は頭の中が制服女子でいっぱい。
用事の最中も凡ミス連発。帰りもボーーとしてて乗り過ごしかける


未だに頭の中は制服女子でいっぱいで、何にも手につかないから書いてみた。
このブログを見て、連絡なんて来るはずないのに、もう一回逢う妄想をしながら。


本気で連絡先を聞けばよかったと悔しくなってる。
バカだと笑われていると思うけど、本気でそう思う。

なんてたって、『男』はバカな生き物だからな。





世の女性は狙った男と電車に乗ることがあったら、男の肩に頭を乗せて寝るといいよ。

ここまで読んでくれた人はなんでかわかるよね。
長々読んでくれてありがとう。