３、桜庭一樹の荒野
直木賞を取った後、初めての作品らしい。
言われてみると意地のようなものを感じる。
どこか守りに入って、赤朽葉家、七竃と同じ方向性で書いているような気がする。私は私の男は未読だがあらすじを見たかぎり同じ方向性だと思う。
女性の恐さや、禁断の何かを感じさせる雰囲気は桜庭一樹の全部の底に感じられるものではあるが最近の作品ではメインのテーマとして使われ過ぎてマンネリの感はある。
ただ人をひきつける才能はあるので他のテーマで書くのなら読んでみたいが………このままの方向性で書き続けていくのなら興味はそそられない
